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コラム

謹賀新年 2006

明けましておめでとうございます。
新年初頭にあたり、毎年その年の基本方針となる言葉を考えることにしておりますが、(昨年は、基本回帰:基本に忠実にでした。)本年は、つきなみではありますが、「温故知新」でいければと思っております。何かの本で読みましたが、安定した考え方、時代には必ず基本となる古くから伝わる考え方というものが存在します。例えば、明治時代の安定した発展は、儒教という基本的な考え方の上に、西欧文明をプラスすることによって生まれてきました。基本が定まらなければ、方向性も当然定まってはきませんし、まとまりもつかなくなってしまいます。歯科に関しても新しい技術や考え方、目移りしてしまうほどの多くの情報収集も勿論大切ではありますが、少し立ち止まって、古くからの基本となっている考え方、方法をじっくり見つめてみる余裕も必要ではないかと思っております。幸い身近に辞書になるような人(院長:笑)がおりますので、もう一度耳を傾け、後ろ姿からさらに何かを感じ取れれば、と思っております。
本年もよろしくお願いいたします。文・写真 酒井 公洋
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