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コラム

無理が通れば・・・。

先日、都内某遊園地アトラクションにて、痛ましい事故がありました。
あの事故も、さまざまなインシデントの積み重ねで起こってしまった事故だと言えますが、その要因のひとつに、客のクレームがありました。
シートベルトの確認が痛いというクレームです。アトラクションの会社側としては、充分な安全設計、確認のもと製造したアトラクションであり、人、機械すべてが、正しく機能することで、楽しく遊べるアトラクションのはずでした。
少数の客の「ベルトが痛い」というクレームによって、他の大多数の客が、長い間、危険にされされ続けていたわけです。どのような理解で、クレームをつけたかは、わかりませんが、遊園地を利用する客としてのマナー、道徳として見るならば、いかがなものか?と思わずにはいられません。遊園地側の、クレーム客への説明、対応はどのようなものだったのでしょうか?
「無理が通れば、道理がひっこむ」と、昔からよく言われます。以前にも書きましたが、どのような状況、立場においても、マナー、道徳は存在します。一方通行のマナーや道徳はありません。
マナー、道徳は、今の時代とても難しい問題ですが、こんな時代だからこそ、日本人の美徳とも言える思いやりのある、そして一歩身を引いたマナー、道徳をもう一度見直してみなければいけないのではないでしょうか。

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