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コラム

主義≠精神?

またライカの話になってしまいますが、「ライカ」社と「ツァイス」社(やはり有名なレンズ・カメラメーカー)は、100年以上も前、カメラ・レンズ製作前の同じ顕微鏡メーカーの時代からの良きライバルでありました(現在も・・・)。
ライカは、西ドイツの雄として、ツァイスは、戦後のドイツ東西分断の悲運によって東ドイツに・・・。
ライカは、「ライカ主義」、ツァイスは、「ツァイス精神」と言われ続け現在に至っています。

ライカは、時代に合わせた改良や、カメラのデジタル化にも積極的に取り組んでいます。
ツァイスは、デジタルに移行することなく、伝統的なフィルムカメラやレンズ描写の追求を続けています。
「主義は、現象。」で、「精神は、思想。」なのでしょうか? 
これからも、両社にはドイツを代表する素晴らしいカメラ・レンズを提供し続けていってもらいたいと思っています。
最近では、レンズ部の規格が統一され(ライカ規格に)お互いのカメラとレンズ同士を同時に装着することができるようになりました。
主義と精神のコラボ?は危険な行為なのでしょうか?・・・(笑)。

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「ライカ」VS「ツァイス」の特集を見かけることもよくあります。

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1935年・昭和10年!!当時のアサヒカメラにも、すでに「ライカVSツァイス(コンタックス)」の特集が組まれていました。
当時は、ライカ1台=家1軒!と言われていたそです。

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主義の結果?2010年に生まれたデジタルライカ3兄弟(3姉妹)。